マキネッタを買った
10 月 1 日はコーヒーの日ということで、今回はちょっと前に買ったマキネッタについて、しばらく使ってみた感想を書こうと思います。
マキネッタって何?
直火式エスプレッソメーカーのことで、水とコーヒー豆を挽いた粉を準備して火にかけるだけでエスプレッソ風のコーヒーが出来上がる、というコーヒーの抽出道具です。
直火式エスプレッソメーカーの場合、圧力が足りないとかでエスプレッソマシンのようなエスプレッソができる訳ではないらしいのでエスプレッソ風と書きましたが、細かい違いはよく知らないです。
実際、マキネッタで入れたエスプレッソは店で出てくるものと違って泡(クレマ)が無かったりしますが、家で楽しむ分には問題ないと思います。
買ったもの
買ったのは、おそらくいちばん有名なマキネッタであろうビアレッティ社のモカエキスプレスです。
いくつか種類がある中で買ったのは2カップ用のもの。1カップのものでいいかと思っていましたが、実物見ると思ってたより小さかったので2カップ用のものにしてみました。
本体を3つに分けたのがこちらの写真。
右のところに水を入れ、真ん中のところに挽いたコーヒー豆を入れて加熱すると、左のところに出来上がったコーヒーが出てくる仕組み。
ところどころに書かれている MADE IN ITALY の文字がかっこいい。
早速作ってみる。 といっても、使う前には慣らし作業をしたほうが良いらしく、取扱説明書にも少なくとも最初の3回はコーヒーを作ってそのまま捨ててくださいと書いてあるので、3回分は作ってそのまま捨てました。
使い方は簡単。
- 下の台座部分に水をいれる
- 真ん中のパーツを上に乗せ細かく挽いた豆をいっぱいまで入れる
- 3つのパーツをくっつけ火にかける
これだけ。
作ってみる
土台の部分に 95-100g くらいの水を入れるとだいたい中に書かれている線付近まで入りました。 水より湯を入れたほうがいいと言っている人がいたので試してみたところ、アルミでできている本体が熱くなって持ちづらくなりました。
細かく挽いたコーヒー豆を入れてみる。
調べてみたところ、押し込んでギリギリまで入れたほうがいいとか、上から押さえずに均す程度にしたほうがいいとかあったので、どうするのが一番いいのかはよくわからない。この写真は均す程度に入れています。
均す程度に入れる場合、豆の量は中深煎りの豆だと 9.5g くらい挽くとちょうどいい感じでした。
火にかけます。
小さいサイズのマキネッタだと普通の家庭にあるコンロだとサイズが合わないと思うので、コンロ用の補助輪のようなものを使っています。
火の強さによりましたが、弱火でだいたい2〜3分くらいでコーヒーの抽出が始まりました。
少し待つと、コーヒーが出てこなくなり、抽出完了。写真くらいの量のときは大丈夫ですが、抽出終了くらいのときにフタを開けているとコーヒーがハネてくるので閉めておいたほうが良さげ。
飲んでみる
というわけで、エスプレッソ風コーヒーができました。2カップ用のモカエキスプレスで、だいたい 80-85 g くらいのコーヒーが抽出されていました。
味はかなり濃く、同じ豆を使ってもハンドドリップのものとは全然違う。
そのまま飲むと苦いけど、お湯を入れてアメリカーノとするといい感じ。
で、エスプレッソといえばコレ、カフェラテ。
手軽に作れるアイスカフェラテ。分量は適当。だいたい 8:2 くらいを目指してコーヒー少なめに入れたつもりだったけど、牛乳とコーヒーが半々くらい入っているように見える。これでもかなり飲みやすくておいしい。
次はやってみたかったアフォガート。
バニラアイスにできたコーヒーをかけるだけ。
これが超うまい。バニラアイスの甘さとコーヒーの苦さちょうどいい感じにとけ合いお互いのおいしさを引き立てている感じでした。
バニラ部分を食べるとバニラの中にエスプレッソの苦味が絡んで非常にいい感じ。
コーヒー部分を飲むと、そのまま飲んだときに感じる苦味がバニラに打ち消されてほとんど感じること無く、エスプレッソの美味しさをとても良く感じられる味でした。
ドリップコーヒーよりも味がしっかりと出ているため、アイスにドリップコーヒーをかけたときよりも味にメリハリがあって(?)おいしい。
ハーゲンダッツのエスプレッソミルク~香味ロースト~が美味しく気に入っていたで食べ比べようと思っていたのですが、自作アフォガードのほうが美味しいと思いました。
そこで、これにもコーヒーかければもっと美味しくなるんじゃね?と思い立ちやってみることに。
こちらは、なんというか、そのまますぎる表現ですがエスプレッソミルクにコーヒーをかけた味。バニラのときは2つの味がとけあって別の味になっていたような感じがしましたが、こちらは味を足したような感じです。といっても元々が美味しいので美味しい。
バニラ+エスプレッソはエスプレッソの苦味が消えて美味しく飲めましたが、こちらの場合はそういう感じがなく苦味も残ったままでした。
最後に、これ。
カプチーノ(のつもり)。ミルクフォーマーを買ってきて初めて作ったのがこれで、分量とかは適当に作ってみたところこうなりました。明らかに泡が多すぎですね。
入れるのに失敗したビールみたいになっていますが、味は悪くなく、コーヒーの苦さが牛乳で薄まって飲みやすくなっています。
片付け
後片付けは、3つのパーツにばらして水洗いするだけ。コーヒーのオイルがついてて気になるけど、洗剤で洗わなくてもいいらしい。
洗ったあとも、内部の汚れはそのままにしておいたほうがコーヒーの香りや油分が残っていいと言っている人がいたり、残すと苦味の原因になるからきれいにしたほうがいいと言っている人がいたりしてよくわからない。
自分の場合、水で洗ったあとにキッチンペーパーで全体的に軽く拭き取る感じである程度きれいにするようにしています。
おわりに
淹れるのも簡単、片付けも簡単なので手軽にエスプレッソ風のコーヒーが楽しめました。
見た目もおしゃれなので、飾っておくとインテリアにもいいかも。
インスタントやペーパードリップのコーヒーはブラックでしか飲んでなかったのですが、マキネッタを買ったことをきっかけに他の飲み方の良さに気づけ、コーヒーを楽しむ幅が増えたって感じがしました。