iPhone XS の eSIM の使い方/使ってみた感想
少し前に使えるようになった esim を、先日シンガポールに行った時に試してみました。
いくつかのキャリアのものが使えるようになっているようですが、目的地であるシンガポールで使え、ググって出てくる情報が多かった香港の 3 というキャリアのものを使いました。
特徴
- 138 香港ドルで 10 日間利用可能。
- 中国, マカオ, 台湾, 日本, 韓国, シンガポール, マレーシア, タイ, フィリピン, ベトナム, オーストラリア, アメリカ, カナダ, イギリス, イタリア, スウェーデン, アイルランド, デンマーク, オーストリア, フランス で使える。
- アジアを中心にいろんな国で使えるようです、
- 香港の電話番号で電話が使える。
- 電話は使ってないですが、SMS は使えました。
- 1 日 500MB 以上の利用で速度制限が掛かる(最低で 128kbps)
- この情報、公式サイトには載ってない?ですが、アクティベート後に届く SMS に書いていました。
購入
上記ページから購入しました。
英語と中国語しかありませんが、以下のページを参考にすれば特に難しいことはありません。
ただ気をつけておきたいのは、購入完了後に届く eSIM をアクティベートするための QR コードが含まれるメールが迷惑メールボックスに入っているかもしれないということです。
自分の場合、そのメールと Transaction Receipt メールが同時刻に届いていたにもかかわらず、迷惑メールボックスを見ていなかったのでなかなか気づかずに待ってました。 (件名や本文が中国語+英語なので、Gmail に迷惑メール扱いされるのも仕方ないと思う。)
日本でアクティベートしてみたところ、ドコモのネットワークを拾ってました。 eSIM 回線をメインにしてみて少し使用。 日本ではちょっとしか使ってませんが、使って見た感じ回線速度で気になることはなく、本回線と同じ感じで使えました。
P が普段使っている au の回線、S が eSIM で追加されたドコモの回線。
eSIM を使うためには SIM ロックを解除している必要があるらしいですが、自分の場合は Apple Store で買った SIM フリーの iPhone XS なので、特に何もすることなく使うことができました。
シンガポールでの使い方
出発前に、(一応)普段使っていた Primary 回線をオフ、今回追加したSecondary 回線を使う設定にしておきます。
到着後、機内モードを解除ししばらく待つと、Singtel というキャリアの回線に繋がっていました。 物理 SIM カードと違い、これだけで ok なのでかなり便利です。
ちなみに、シンガポール チャンギ空港のフリー wifi に接続するためには電話番号を入力し、その番号に届くSMS に記載されているパスワードを使う必要があるのですが、その番号に eSIM で追加された番号を使うことができました。
使い心地
Google Map を見たり、観光地の情報を調べたり、といった使い方をしている分には特に困ることはありませんでした。 動画見たりといったデータを多く使いそうなことはしてませんが、使った感じでは普段使いの au 回線とそんなに違いは感じませんでした。
少しだけしか使いませんでしたが、テザリングも出来ました。
ただ、1日 500 MB も使うことはないだろうと思っていたのに到達してしまったので、気をつけて使った方がいいかもしれません。 制限到達後は Singtel LTE でなく、M1 や StartHub、LTE じゃない Singtel の回線を拾っていました。 これらはクソ遅かったり、そもそも繋がらなかったりしたので、1日 500 MB が上限と考え、それ以上使わないように気をつけた方がいいと思います。
いちいち設定からデータ使用料確認しなくても、250 MB/350 MB 使用時点で SMS が届くようになっているようなので、気をつけていればいつの間にか使い過ぎてたってことはなさそうです。
上の日、350 MB 以上使ってるのにメッセージが届かなかったけど、別の日には届いてた。届かなかったのはなぜだろう・・・
まとめ
というわけで、iPhone XS の eSIM を使ってシンガポールでインターネットをしてみました。
回線速度も良く、使い過ぎない限り快適に通信できました。使えなかった時のために一応 SIM カードも買っていたのですが、使うことなく終わりました。
物理 SIM カードと違い、あの小さい SIM カードをいちいちい入れ替えたり、無くさないよう気をつけたりしなくてすむのでかなりいい感じでした。
Wifi ルーターを持ち歩いたり、SIM カードを入れ替えたりする必要がないので、海外旅行でのインターネットはコレでいいんじゃないかなーと思いました。