コーヒー豆焙煎方法比較 - 網 / 鍋 / スキレット
前回:
先日初めてコーヒー豆の焙煎をしてから約1ヶ月、何種類かの焙煎方法を試してみました。
使ったのは、網、鍋2種類(両手鍋と片手鍋)、スキレットです。
結論を先に書いておくと、鍋での焙煎がいい感じでした。
比較
使う豆はガテマラ SHB です。お手頃な値段ながらいい感じの味で好きな豆。
前回の記事では中煎り(を目指したものの中深煎りくらいの感じになった)でしたが、今回は深煎りを目指してやりました。
前回の記事では 200g 豆を使ってたのですが、豆は少ないほうがやりやすかったのでその後はだいたい 120g くらい使うことにしています。
網
手順自体は前に書いた内容とたいして変わりないですが、深煎りにしようとすると余計に焼きムラができやすくなった、という印象。
網でやると写真のようにコンロ周りにチャフが飛び散るので片付けが面倒。
両手鍋
鍋での焙煎がよさそうだったので家にあった鍋で挑戦。
やり方は↓のチャンネルの動画を参考にしてます。 動画は片手鍋ですが、この時家に鍋がこれしかなかったので両手鍋で。
網での焙煎と違って直接火や熱風が当たらないためか、焼きムラがあまりなく、きれいな見た目にできやすかったです。
あと、写真では分かりづらいですが網のときと違ってチャフが飛び散らないのでコンロの周りが汚れづらいというメリットもありました。鍋の中にチャフが残り続けてるということでもあるのですが、このおかげでザルに移した際に1箇所にまとめて捨てられて片付けが楽でした。
片手鍋
鍋での焙煎が良かったので、もっと使いやすいであろう片手鍋を買ってきました。
両手鍋と比べるとだいぶやりやすく、片手で扱える分振るのも楽です。
18cm のものを使ってたのですが、もう一回り小さくても良かったかも。
使った豆の量が違うので、できあがりの量が網や両手鍋のものと違ってます(網、両手鍋の写真は 120g の生豆を使ったときのものですが、片手鍋は 132g の生豆を使ったときのもの)。
スキレット
鍋より底が広いのでより上手くできるかと思って試してみました。本当はガラスのフタ付きのフライパンとかの方がやりやすいと思うのですが、家に無いのでスキレットを使ってみました。
使うのはロッジの 8 インチのもの。鍋よりも容量が少ないので豆の量も少なめ。生豆の状態で 90g くらい。
やる前から分かってましたが、思ってたよりも重くて振るのがつらい。
フタが鍋のフタと違って振ってるとすぐズレるのと、あまり激しくやると割れそうで怖かったのもやりづらい。両手で支えつつ振ってたのでなかなかつらい。
開始4〜5分くらい、豆に色がついてきた頃の様子ですが、この時点で既に結構な焼きムラができていたので失敗の予感を感じつつやってました。
が、しばらく続けてるといい感じに。
光の関係で結構明るい色に見えてますが、いい感じの色合いになってました。
焼き上がった後の写真撮るの忘れてたのですが、だいたい鍋焙煎と同じような見た目でした。
ただ、かなり疲れるのでスキレットを焙煎に使うのはこれが最初で最後かな・・・
網程ではないですが、鍋と比べるとチャフが周りに飛んでたり、使った後のシーズニングを含めるといろいろ面倒なのでそういう意味でもまたやろうとは思えず。
多分、フタつきのフライパンを使うともっと手軽にいい感じにできそうな気がします。
まとめ
というわけでまとめ。個人の感想です。
網 | 両手鍋 | 片手鍋 | スキレット | |
---|---|---|---|---|
焙煎しやすさ | ○ | △ | ○ | × |
ムラのなさ | × | ○ | ○ | ○ |
片付けの楽さ | △ | ○ | ○ | × |
味に関しては・・・
- 網で焙煎したものが一番苦味が強い
- コーヒーの苦味というより、コゲたような味の苦味
- 鍋とスキレットでは味は特に変わらない
- コゲたような味はどれでも若干感じる
- おいしく飲めるので問題ない
という印象。
同じ豆でもたまにすごく美味しく淹れられたり、上手く淹れられなかったりするので誤差の範囲かなーと。
おわりに
というわけで、何種類かの器具でコーヒーの焙煎をしてみました。
スキレットは1回だけですが、他は3回ずつくらいやってみています。
「コーヒー 焙煎」とかでググるとだいたい網で焙煎する方法が紹介されてるのですが、うまくやるのがわりと難しいので他の器具のほうがおすすめです。
豆さえ買ってくればだいたいどの家にあるようなものでもできるし、焙煎自体やってて楽しいのでコーヒー好きの方ならおすすめです。