ざつログ

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ヨーロッパでも eSIM を使ってみた【Ubigi】

関連: siron.hatenablog.com

海外旅行で超重要なインターネット環境について、SIM カードを買ったりモバイルルーターを持っていったりする人もいると思いますが、自分は iPhone の eSIM を使うのがいいかなと思っています。

先日フィンランドエストニアに行ってきた際にも eSIM が便利だったので、この記事では今回使った eSIM の使い方と感想を書いておきたいと思います。

旅行記

siron.hatenablog.com

はじめに

3香港というキャリアの eSIM を以前は使っていましたが、このキャリアが対応している国は公式サイトによると以下の通り。

China, Macau, Taiwan, Japan, South Korea, Singapore, Malaysia, Thailand, Philippines, Vietnam, Australia, USA, Canada, United Kingdom, Italy, Sweden, Ireland, Denmark, Austria, France, India, Guam, Mexico, Indonesia, Sri Lanka, Israel, Kuwait, Myanmar

www.three.com.hk

今回行くフィンランドエストニアでは使えません。

そこで、今回使うことにしたのは Ubigi というキャリア?ブランド?の eSIM。

cellulardata.ubigi.com

公式サイトの説明によると、Transatel という通信会社が提供する、global cellular service のブランドらしいです。

公式サイトの料金と利用可能国のページを見てわかるように、かなりの国数カバーされています。

ヨーロッパについては、いくつかの国に関しては国別のプランもありますが、今回はヨーロッパ全域で使えるプランを選択。

有効期限が 30 日で、容量が 3GB。値段は 25 USD (2700 円くらい / 2019 年 9 月時点)。

使う準備

プロファイルをインストール

Ubigi の eSIM のページにアクセスし、eSIM プロファイルを入手というところをクリック。あとは画面に表示される情報を埋めるだけ。 すぐに指定したメールアドレス宛に、QR コードが含まれたメールが届きます。

20190903232218
プロファイルインストール用の QR コードが含まれたメール


この QR コードを iPhone (や他の端末) のモバイル通信の設定箇所から読み込めばプロファイルの追加は完了。

Ubigi アプリをインストール&アカウント作成

次に Ubigi のアカウントを作成します。アカウントは上記でインストールしたプロファイルとは別のもので、プランの選択や料金の支払いなどをするために使うものです。

Ubigi の設定などは専用のモバイルアプリからするようになっているので、そのアプリをインストールしておきます(プロファイル作成の前にインストールしておいても全く問題はないです)。

Ubigi のネットワークを On にした状態でアプリを起動すると、アカウントの作成画面になると思います。 自分は最初ログイン画面が出るだけでアカウントの作成方法がわからなかったのですが、インストールしたプロファイルをオンにした状態でこのアプリを開くことで、アカウントの作成画面が出るっぽいです(この時点ではプランを選んでいないうえ料金も支払っていないので、このアプリ以外の通信はできないっぽい)。

アカウントの作成が完了すると、 Your Ubigi account is created! というタイトルのメールでアカウント名や Ubigi SIM card number を通知するメールが届きました。

プラン選択

あとはプランを選んで購入するだけ。Ubigi のアプリから、 One Off (一度きり) のデータプラン or recurring (繰り返しの) データプランを選んで購入することができます。

なお、アカウントの作成までできれば、あとは web ページからでもそのアカウントにログインすることはできます。プランの購入も同じく。

Ubigi アプリのマイページ

普通の旅行に行くのであれば、One Off のデータプランで(プランによりますが)30 日使えるので問題ないと思います。 あとはクレカや PayPal で支払えば、利用準備は完了。多分、購入後すぐ使えるようになると思います。

上の画像は購入後。いつでもスマホアプリやウェブのマイページから残り容量を確認できます。

自分の場合1ヶ月3GB のヨーロッパプランを購入していましたが、結局滞在中は 0.52 GB しか使ってませんでした。

Ubigi アプリのマイページのメニュー

自分はほとんど使ってなかったのでかなり余らせていますが、3 GB で不安な人でもメニューの Top Up の部分から追加でデータ容量が購入できる (と思う) ので、容量を切らさず、支払い続ける限り使い続けられると思います。

使ってみる

使いかた

データプランの購入までできていれば、あとは iPhone (など) の設定メニューからモバイルネットワークの項目でその回線を On にするだけです。

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多分、上のスクリーンショットフィンランドについて機内モードを解除してちょっと待ったあとくらいの頃に撮ったものです。

日本で普段使っている回線を Off にし、Ubigi の回線を使うようにしていたところ、Teria FI というキャリアの LTE 回線につながっていました。

そんな感じで SIM カードを触ったりモバイルルーターをいじったりすることなくお手軽に使えました。

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こっちがエストニアに行ったときのスクリーンショット。 特に何も設定をすることなく、Telia EE というキャリアに繋がってました。

Speedtest 的なものは試してないので体感ですが、速度的に気になることはなく使えました。

使った感想

使い勝手自体はどのキャリアを使おうと変わらないですが、やはり現地に着いてそのまま iPhone が使えるというのが便利でした。

速度的にも全く問題なく、弱い wifi を使うよりも eSIM の回線を使ったほうが速いという場合も多く、快適に使えました(鉄道やフェリーにあるフリー wifi は結構遅かったので eSIM 回線の方が速く快適でした)。