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とくにジャンルとかを決めずに、適当に思ったことを書いていきます。

フィンランド旅行記 #4 - VR でラッペーンランタへ

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siron.hatenablog.com

旅行4日目、この日は Lappeenranta (ラッペーンランタ) という町へ。


地図で見るとヘルシンキの北東の方、ロシア国境のすぐ近くにあります。 実際に行ってみると、サンクトペテルブルク行きのバスを見かけたり、ロシア人っぽい集団のツアー客を見かけたり、フィンランド語と合わせてロシア語もいろいろな場所に書かれていたりと、ロシアの人にとっては来やすそうな場所だという印象を受けました。

ラッペーンランタまではヘルシンキから VR という鉄道で行けるので、VR に乗っていきました。

鉄道

VR の乗車券はあらかじめ購入済み。買い方はググればわかりやすく説明してくれているページがいろいろ見つかるので助かった。

このへんとか。

ヘルシンキ中央駅から乗っていくので、まずは駅まで。

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駅にある電光掲示板を見てみると、予想してたとおりラッペーンランタ行きというのはない。

車両番号、出発時間を確認した上、画像の上から二番目、Joensuu Kouvoka と書いているものに乗る。

日本と違って改札などはなく、チケットを確認されることなく外からそのまま車内まで行けるようになっている。

上の地図にあるように、Joensuu や Kouvola は Lappeenranta 方向にある街で、Leppeenranta に着くまでに Kouvola では途中停車します(Kouvola の前に地図にある Lahti というところを経由して行ってました)。

VR は前日に乗ったバスと違い、途中の停車駅を車内で表示してくれる上、アナウンスも英語があったのでまだわかりやすかった。

車内は日本でいう新幹線とほぼ同じ感じ、若干シート幅が広かったように思え、これもまた前日にのったバスよりいい。

コンセントもあったけど、USB ポートがあるわけではないので日本のケーブルを使う場合は変換プラグが必要。

到着

ヘルシンキからラッペーンランタまではほぼ2時間。

到着駅にも改札とかはなく、列車を降りたところからどこにでも行けるようになっているのでなんとなく変な感じがする(線路の周りに柵とかもないので危なくないんだろうか)。

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ラッペーンランタ駅。写真は帰る前に撮ったもの。


写真のように、駅はこじんまりとした感じで、大きくはないけど中にカフェっぽい店もあった。

駅到着後は町の北の方に歩いていく。

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駅から街の方に行く道。左側は墓地だった。


ヘルシンキと比べると、観光客っぽい人はほとんどいない。 ある程度歩いていると、町っぽい感じの場所に。

更に北の方に進むと、フィンランド最大の湖であるサイマー湖と思われるところが見える場所に。 ここらへんは街中よりも人が多く、お店のテラス席もまあまあ賑わっていた。

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写真わかりづらいけど、舞台っぽい場所で劇(?)のようなことをやっていました。

そんな場所を通り過ぎ、更に北の方へ。 湖沿いの道を歩いていきます。

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サイマー湖沿いの道。フェリーとかボートとかが結構留まってた。

Lappeenranta Sandcastle

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一番入り口に近いところにあった展示。


するとこんな感じの砂で作った展示が。 Lappeenrannan Hiekkalinna (Lappeenranta Sandcastle/ラッペーンランタサンドキャッスル) といい、公式サイトによると毎年違うテーマで展示しているらしい。

上の写真の 370 LAPPEENRANTA というのを見て何が 370 なんだろう・・・と思ったけど、ちょっとあとで判明することに。

サンドキャッスルという名前だけど、自分が行ったときの展示には城は多分無くて人物像が多かったように思います。

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LAPPEENRANTA、 VIIPURI と書いている。あとで知ったけど、Viipuri はロシアにある都市で、ラッペーンランタの姉妹都市らしい。

Lappeenranta Fortress

サンドキャッスルのすぐ近く、坂道があるので登ると Lappeenrannan linnoitus (Lappeenranta Fortress/ラッペーンランタ要塞) に。

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中心くらいの場所にあった案内板。


古い建物等が残っている場所らしい。

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ウロウロしていると Lappeenranta Art Museum と書いている建物を発見する。 あまり下調べせずに来ていたので、博物館的なものがあると知らなかったけど、試しに入ってみる。

写真の入口の右側に入ると受付的な場所が。 入っていいのか迷っていると、チケット買いますか?と聞いてくれたので購入。

チケットといってもレシートのようなもの。10 ユーロ。 買ったときに受付の人が、「このチケットで fortless の他の2箇所の museum にも入れるんですよ。興味があればですが・・・」(←こんな感じの喋り方だったのが印象に残ってる)と教えてくれた。

どこに他の museum があるのか聞いてみると、地図をくれて教えてくれたので、このあと行くことに。

ちなみにこの Art Museum、名前の通り絵が飾っていました。3つの中で一番印象が薄い・・・ 写真撮っていいかわからなかったので中の写真がないので、内容があまり思い出せない(撮っていいか確認すればよかった)。

写真の左側の建物にも絵を飾ってたけど、こっちには受付的な場所がなくて外からそのまま入ってこれるようになってたので、タダで見れるんじゃ・・・と思ってしまった。

次、2軒目。地図によると、South Karelia Museum。

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入ってすぐのところに受付があったので、Lappeenranta Art Museum で買ったチケットで入れるのか訊いてみたところ大丈夫と。

犬の看板があるように、中にも犬の展示があった。 ここは昔の人がどうやって生活してきたか、とかを展示してたのだと思うけど、だいたいの展示に説明がフィンランド語とロシア語(多分)しかなかったのでよく分からず。

南カレリア地方の成り立ちが展示されていたのだと思う。

一部英語の説明があるものもあり、その中にラッペーンランタの町ができたのが 1649 年で・・・といったことが書かれていたので、サンドキャッスルにあった 370 はこれかーと一人納得してた。

3軒目。地図によると、名前は Cavalry Museum。

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写真のような感じで、一番建物が小さい。中も狭かった。ここも同じチケットで入れた。

狭かった割に3軒の中で一番人がいた気がするので、混んでいた。

内容は、フィンランドの(ラッペーンランタの?)騎兵隊の成り立ちとか、戦争のときのこととかを書いていたと思う(展示の説明がフィンランド語、ロシア語、英語の3ヶ国語で書かれていたのでかろうじて読めた)。

馬の像があったり、制服(軍服)や当時使われていたっぽい武器(銃)が展示されてたり、1939 年、WW2 の頃のラッペーンランタは・・・みたいな説明があったと思うので、そのへんに興味がある人にとっては良さそうな場所だと思った。

この建物あたりにその服を着て馬の世話をしてる人もいた。

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湖側に LAPPEENRANTA と文字の入った枠がある場所を発見。

ラッペーンランタ要塞のある場所は周りよりちょっと高い丘のようになっているので、 街の方や湖がよく見える。

天気がよくないのでいまいちだったけど、天気がよかったらもっと景色良かったんだろうなーと思った。

昼ごはん

そんな感じで、ラッペーンランタ要塞を見て回っているうちに結構な時間が経ってたので、そろそろ昼ごはんにしようと街の方へ。

このとき 15 時くらいだったのでランチタイム逃したかなーと思いつつ店を探す。

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Angus Steak & Wine という店に入る。入ったものの人がぜんぜんいなかった。そばにいた店員さんにやってるのか訊いてみたところ、やってるとのことだったのでそのまま入店。

中は結構広かった。入った時点だと、他に一組くらいしかいなかったと思う。

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店内が暗かったので写真がわかりにくい。

チキンのランチを注文。この店は結構リーズナブルな料理も多く、10 ユーロを切っているものもあったけど、せっかくだったので 20 ユーロほどするものにしてみた。今思うと、前日のランチに 40 ユーロ近く使ってたので若干感覚が麻痺していたのだろう。

チキンは美味しくてかなり食べやすかった。横に添えられているホワイトソースのようなものがバーベキューソースのような味がした。

フライドポテトはじゃがいもじゃなくてさつまいもの味がした。安いフライドポテトと違って油っこくなくさっぱりしていた気がする。ただ量がかなり多かったので食べきるのになかなか苦労した。

IsoKristiina

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昼ごはんを食べ終わったあと、近くにある IsoKristiina というショッピングセンター的な店に行ってみる。 午後4時くらいだけど人がいなくて閑散としていた。

この店、日曜日は午後4時までらしく、中に入るとちょうど閉店準備中だったりシャッターを閉めてたりしていた店があった。

というわけで特に何もすることなく出ていく。

PRISMA

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街の中心と思われる場所からちょっと外れたところにある PRISMA という店に行ってみる。歩きだと地味に遠く、15 分くらいは掛かった。

この写真をとったころに雨が降り始めて来たので急いで中に入ることに。

ここの PRISMA の特徴は、とにかくめちゃくちゃ広く、扱う商品がかなり多い。

中は複数の店舗があるわけではなく、かなりひろいフロアにすごい量の商品が並んでいる感じ。

イメージとしては、業務用スーパー+ホームセンター+衣料品店+家電量販店のように、ほんとになんでもあるんじゃないかってくらいの物が置いてあり、食べ物から服や靴、家電製品にゲームに日用品までなんでも揃えられそうの品揃えだった。

駅に戻る

PRISMA の品揃えを眺めつつ、ちょっとした買い物をしたあとは駅に戻ることに。

時間はもう少しあったのでもうちょい街歩きしたかったけど、雨が少し降っていたのでそのまま駅へ。歩いている途中に雨は止んだので良かった。

着いたときにはまだヘルシンキ行きの電車まで 30 分くらいあったけど、駅にはまあまあ人がいた。

到着から出発まで5時間半くらいあったので、来る前は時間持て余すかなと思ってたけど、なんやかんやで楽しめる街だった。ヘルシンキとかと違って観光客が少ないのも良かった。

天気が良ければもうちょい街歩きをしてたのがちょっと残念。

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ヘルシンキから来るものもヘルシンキ行きのものも同じホームに止まっていた。本数が少ないから大丈夫なんだろう。


遅れるものも来る時間を表示してくれるのでわかりやすい。だいたい時間通りに来た電車に乗って、ヘルシンキへ。今日でヘルシンキ滞在も最後かと悲しい気持ちになりながら帰るのでした。

続く。


次回

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