フィンランド旅行記 #3 - バスでポルヴォーへ
前回
旅行3日目。この日はポルヴォーという町へ観光に。
ポルヴォーはヘルシンキから北東の方に行った場所にあります。
ポルヴォーへと行く方法は2つあり、一つがバス、もう一つがフェリー (フェリーの運行は夏季のみ) 。
最初はフェリーに乗ろうかと思っていたのですが、片道 3 時間半かかるということで、バスで行くことにしました。ネットで調べた感じだとあまり大きくないフェリーっぽく、流石に 3 時間半はきつそう・・・
バスに乗る
バス乗り場は Kamppi Shopping Center にあるので、そこに向かう。
バス乗り場っぽいところは2箇所あって紛らわしいけど、建物正面から入ってすぐ右に行ったとことにあるエスカレーターを降りた場所が長距離バスの乗り場。 でかい建物入らず、画像の右にある小さい建物に入ってエスカレーターを降りても同じところにつながっている。
バスのチケットはあらかじめ購入済み。
onnibus というバス会社のバスをウェブサイトから購入。
買い方はググれば紹介してくれているページがいろいろあるので割愛。
ヘルシンキからポルヴォーまでは1時間弱。バスの予約によると 50 分。実際は1時間ちょうどくらいで着いた。
ポルヴォーのバス停は終点じゃなく、kamppi バスターミナルを出発してから (確か) 3つ目の停留所。 1箇所目がヘルシンキ付近、2箇所目がポルヴォーに近づいてきたあたり。 そして3箇所目が目的地。
バスの車内アナウンスは (多分) フィンランド語しか無かったので、ちょっと不安。
橋を渡ってそれっぽい場所に近づいてくる。GPS で現在地を確認しながら、バスが停まったら降りる。
といっても、ここまで降りる人はほぼおらず、ここで降りる人は多いのであまり間違える心配はなさそう。
ポルヴォー到着
バスでだいたい予定通りの午後1時ごろに到着。
ポルヴォーでは何箇所かで無料の観光パンフレットを配っているところがあり、↑の写真はそれ。 結構いろんな言語に翻訳されたものがあり (10 ヶ国語以上はあった気がする)、日本語と中国語はセットになっていた。
まずは旧市街の方に行ってみる。
ポルヴォー旧市街
写真のような感じで、石畳の上にパステルカラーの建物が並んでいます。
これらの建物はそれぞれが雑貨屋だったりカフェだったりといろいろな店がありました。
写真を見て分かる通り、旧市街には観光客がめちゃくちゃいてどこの店も大繁盛という感じでした。
ポルヴォー大聖堂
ポルヴォー大聖堂。 旧市街の道を歩いているとこの建物が見えてくるように道ができているっぽいくらい旧市街のなかでは存在感がある。
といっても、ヘルシンキの大聖堂を見たあとだとだいぶ小さい。
入り口は閉まってたっぽいので、中は見れず・・・
ランチ
ポルヴォー大聖堂のすぐ近くにあるレストランで昼食。
写真はランチタイムが終わった出るときに撮ったものなので、人は少ない。
来た時点ではテラス席にそこそこ人がいた気がする。入り口にいたウェイターさんに外と中どちらで食べるか聞かれたので、中に入ることに。
入った時点でさっそく場違い感を感じることに。メニューがコースだったことや値段が予定の倍くらいしてるのを見て更に入る店を間違えた感が・・・
緑のソースはルッコラのソースで、サーモンとポテトと合わせたもの。上に乗っているのはディル(多分)。
ウェイターさんが持ってきてくれたときにそんな説明をしてくれたけど、自分の英語力と記憶力両方が不安なため、自信はない。
ソースはなんというか、変わった味 (まずいわけではない) がして、サーモンやポテトとあっていた。
二皿目はキノコを炒めて味をつけたものにホワイトソースをかけ、その上に山菜のようなものを揚げたものを乗せているもの。キノコにしたには卵が入っていた。
キノコは油っこかったけど味付けは良かった。上に乗っている山菜を揚げたものが意外と美味しかった。
あとは付け合せのパンを食べたり、コーヒーを飲んだりしつつゆっくり。
入ったのがランチタイム終了直前くらいで、自分以降お客さんが入って来なかったので結構ゆっくりできた。
なんというか、一人で入る雰囲気の店ではない気がしたけど、店員さんはすごく丁寧な接客だったのでいい感じで過ごせた。
Iso Linnamäki
昼食を食べた店を出て旧市街と反対の方に歩いていくと、いかにも田舎な感じの風景になり、観光客もいなくなる。
途中に↑みたいな感じの看板が。
観光パンフレットによると、
イソリンナンマキは、フィンランド国内最大のヒルフォートの1つとして有名で、 700 年代から 1300 年代にかけて使用されました。エリアは、ヒルフォート法に基づき保護されています。
とのこと。
なんのこっちゃわからないけど、行ってみると周りが木に囲まれた小高い丘のようになっている場所だった。
こんな感じで、森の中にいるような気分になれる場所。
観光客も少なくゆっくりできる。
上の画像の看板あたりから入ってくるルートだと、入り口のすぐ近くが頂上なので、あまり登った気にはなれなかった。
観光パンフレットには違う道が書かれているので、そちらのほうがいいのかもしれない。
そこを降りたあと、旧市街の方向に戻る途中の道からの景色が良かった。ポルヴォー大聖堂や旧市街が見える。
頂上的な場所は木に囲まれていて周りの景色がほとんど見えなかったので、高い場所から旧市街方面を見渡せればなーとか思いつつ街の方へ戻る。
川沿いをぶらぶら
オールドブリッジを渡り、旧市街の反対側へ。
川の反対側から見える、ポルヴォーの町のシンボルである赤い倉庫群。
川の周辺をぐるっと回ってもそんなに時間かからず、雰囲気がいいので観光した気になれる。
川の反対側には特に何もなかったけど、風景を見るのが好きなのでこちら側を歩くのも良かった。
休憩
歩き回ってちょっと疲れたので、適当なカフェに入る。
旧市街にあるカフェはどこも人でいっぱいだったので、バスターミナルのすぐ近くにあったカフェに。
入ったのは Robert's Coffee というフィンランドではまあまあ見かけるカフェ。
この町、旧市街は観光客で溢れているのにそれ以外のところは人が少なく、このとき入ったカフェも自分以外客が一組しかいなかった。
入口前にあった看板に書いてたチョコココナッツラテを頼んでみた。めちゃくちゃ甘かった。
ここで初めて最初にもらったパンフレットを眺めてみたところ、まだ行ってないところがいくつかあったので行って見ることに。
J. L. Runeberg
バスターミナルのすぐ近くに、フィンランドの国民的詩人である J. L. ルーネベリさんの像があり、その像がある付近をルーネベリ公園というらしい。
観光パンフレットによるとこの像はルーネベリの息子である彫刻家ヴァルデル・ルーネベリが制作した模様。
この場所から2ブロックほど行ったところにあるルーネベリと妻フレドリカの家にも行ったところ、時間が遅くすでに閉まっていた・・・(行ったのは 18 時前)。
アウグスト・エクロフ公園
観光パンフレットにアウグスト・エクロフ公園という場所が書かれていたので最後に行ってみることに。
パンフレットによると、ルーネベリ公園の場所から橋を渡った場所がそうっぽい。
上の写真がその場所だけど、なんというか、住宅街に挟まれた場所にある通りにしか見えず・・・
場所を間違ってる気もしたけど、帰りのバスの時間が近づいていたのでバスターミナルに戻ることに。
感想
この町はバスターミナル付近〜旧市街を通り、橋を渡って戻ってくる感じで歩いてもそれほど時間はかからず、景観もよく観光にはいい街だと思いました。
シーズン的に観光客がかなり多かったので、もう少し落ち着いた時期に来たかった気も。
バスの到着から出発まで5時間半くらいあったものの、最後は中途半端に切り上げてバスターミナルに戻る感じになってしまったので、予定を考えておくべきだったかもという反省も。
ヘルシンキではどこに行っても日本人を見かけるくらい日本人が多かったのですが、この町は観光客が多い割に日本人を (多分) 一人も見かけなかったのが印象的でした。
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