iPadOS のベータ版を試してみる
先日の WWDC19 で発表されていた iPadOS のパブリックベータ版が試せるようになったということなので、早速試してみました。
ベータ版は Apple Beta Software Program のページから利用できるようになっています。
iPadOS だけでなく、同じく発表されていた MacOS Catalina や iOS 13、AppleTV 用の TvOS の新しいやつも同じく試せるようになっています。
なお、以下はすべて iPad Pro 2018 (11 インチの方) で試しています。
インストールまで
上記の Apple Beta Software Program のページに自分の AppleID でログインすると、右上の方に「デバイスを登録」というリンクがあります。
ここに書いている通り、指定の URL に iPad でアクセスし Profile をダウンロード、その後 Settings > General > Software Update と開き新しいソフトウェアをインストールするだけです。このあたりは普段の iOS のアップデートとやり方は変わりません。
なお、Apple Beta Software Program のページにも書かれている通り開発中のソフトウェアなので予期せぬ動作や不具合があるかもしれないとのことなので、ソフトウェアのインストール前にはバックアップをとっておくほうが良さげです。
心配な人は普段使いの iPad には入れないほうがいいかもしれません。
新しい機能
iOS から iPadOS になったことによる変化が結構あるようなので、いくつか見ていきたいと思います。
だいたい↑ここに書いている内容です。
ホーム画面
アップデート後にまず気づくところとして、ホーム画面の変化があります。
画像のように、もともとは画面を左から右にスワイプすると出てくる画面 (ウィジェット) だった部分がホーム画面の左の方に出ています。
あとはアプリのアイコンが小さくなり、アプリ間の隙間が狭くなった気がします。
もともと画面サイズが違う iPhone のホーム画面をでかくしただけ、という感じだったのものが iPad 用に最適化された感があります。
ダークモード
これは iOS13 にもあるようですが、ついに iPad や iPhone でもダークモードがサポートされました。
iPhoneでもダークモードが使える!? 便利なテクニックをご紹介 | ギズモード・ジャパン
↑こんな感じの記事を見て試してみると色味がおかしくてもとに戻す、というのをもうしなくても済みそうです。
ちらっと見てみた感じ、AppStore や Safari など Apple 製のアプリではダークモードが反映されているようで、暗い見た目になっていました。
上に貼っているホーム画面のスクショもダークモード適用時のホーム画面ですが、ウィジェットに表示されているアプリはまだダークモードに対応していないようですが、元々入っている Photos, Music, Calender, App store, Folder, etc., などなどは暗くなっていました。
ただ、Notes アプリも真っ暗になってしまっており、手書きのメモをとるときなどが真っ黒の背景に白文字になってしまっているという困りポイントもありましたが、 これは Settings -> Notes から Note Background を light か Dark かで選べるようになっていたので、light にしておけばメニュー画面は黒いもののメモ画面は今までどおりに戻ったので問題なしでした。
Slide Over と Split View
これは、微妙・・・
いままでふたつのアプリを画面上に半分ずつ出すあれとあんまり使い勝手変わらないというか使いづらさは変わっていない。
テキスト編集
カーソルを指でとらえて、置きたい場所へ正確にドラッグできます。
テキスト上で指をドラッグすると、その範囲をすばやく選択できます。
タップ2回で、1つの単語を。タップ3回で、1つの文章を。タップ4回で、1つの段落全体を選択できます。
これ、使いこなせればめちゃ便利なんじゃないだろうか。
iPad で文字を打つということをほぼしないので、今までテキスト編集がどうだったか気にしてなかったのですが、これを見て今後ブログ書くのを iPad でやってみようかと思えてきました。
ファイル管理
ちょっと前から(?)Files アプリがあり、デバイス上のファイルを見ることはできていましたが、iPadOS ではディレクトリの作成等ができるようになり、より PC っぽく使えるようになっていました。
USB メモリやファイルサーバもここから操作できるようになったそうです。
正直自分の場合 iPad でこの機能を使うことがほぼなかったのですが、使う人にとっては嬉しい機能になりそうです。
Safari
デスクトップバージョンのウェブサイトを表示できる (ようになった?) ようなので、ブラウザ上で何かしらの作業する人的には嬉しいのかも。
Safari でスクショをとろうとすると、
↑こんな感じでただのスクショにするかページ全体をキャプチャするか選べるようになっていました。
ページ全体キャプチャの場合は画像じゃなく PDF としての保存となるっぽいのですが、図のように手書きのメモを残すこともできるので便利そうです。
まだアップデートしていない 2017 年モデルの iPad Pro だとただスクショを撮るしかできなかったので、これも iPadOS の新機能っぽいです。
PS4 リモートプレイ with DUALSHOCK 4
日本語で紹介されているいい感じのページが見つからなかったのですが、iPadOS/iOS13 からは PS4 や XBOX One のコントローラをサポートしているらしいです。
Bluetooth の使えるコントローラに対応しているそうで、PS4 のコントローラーなら大丈夫そうですが、XBOX ONE のコントローラーはものによっては対応してないとかなんとか(ヘッドホンジャックがあるものなら OK と書かれていますが、コメントでイヤホンジャックは関係なく、新しいバージョンのものなら大丈夫と言われてます。箱コン持ってないからよく知らない)。
PS4 は PlayStation 公式のリモートプレイアプリを使うことで PS4 のゲームが PS4 コントローラで iPad 上で遊べるっぽいです。
(といってもいままでリモートプレイ機能ほとんど使ったことがないのですが。)
I’ve been trying out an Xbox One S controller (with Bluetooth support) on my iPad Pro running the new public beta, and I’m convinced this is a big step toward using an iPad as a portable game console.
iPad を携帯ゲーム機感覚で使えるようになる感じがしているそうなので期待です。
これに関しては気になっているので、気が向いたらあとで試してみて別の記事に書こうかなーと考え中。
Side car
Luna display いいなーと思っているうちに公式でサポートされてたこの機能。
MacOS も Catalina にアップデートしないと使えないようなのでまだ試していないですが、便利そう。
MacOS はまだあまりベータ版を使いたくはないですが、これも気が向いたら試してみようと思います。
感想
iPad を PC と同様に扱えるような機能が増えて、でかい iPhone とは呼べなくなってきたなーという印象です。
特に日本語入力周りが良くなっているというのを他の記事では見るので、ほぼほぼネットサーフィン専用だった iPad で今後はブログ書いてみたりしようかなーと思ったりしています。